オーストラリア首都特別地域(Australian Capital Territory:ACT)は、キャンベラを含む地域で、さまざまな野生動物が暮らしていることで知られています。
この地域で活動する保護団体『ACT ワイルドライフ』は、けがを負ったり、病気になったり、親とはぐれてしまったりした野生動物たちを保護し、回復を支援しています。
そんな『ACT ワイルドライフ』に、ある日ちょっと変わった出動依頼が入りました。
スタッフが現場に向かうと、木の上に設置された鳥の巣箱の中に、どうやら動物が閉じ込められている様子。巣箱の小さな穴から顔を出してはいるものの、自力で出られなくなっていたのです。
スタッフが現場で撮影したその姿をInstagramに投稿すると、多くのユーザーから「かわいそう」「笑ってしまった」など、さまざまな反応が寄せられました。
巣箱に挟まっていたのは、フクロギツネの「ボブ」と名付けられた個体でした。お腹の部分が巣箱の穴に引っかかり、動けなくなっていたようです。
救出は簡単ではなかったとのこと。木の上で無理に引き抜くのではなく、ボブを傷つけないように巣箱ごと木から取り外し、救出されたようです。


