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アメリカ・ニューヨークのタイムズスクエアアメリカ・ニューヨークのタイムズスクエア

アメリカ・ニューヨークのタイムズスクエアに、約3.6メートルもある黒人女性の銅像が設置され、物議を醸している。

「Grounded in the Stars」と題されたこの銅像。ふくよかな体型をしたブレイズヘアの黒人女性が、カジュアルな服を着て腰に手を当てて立っている。著名な人物などではなく架空の女性で、アメリカやイギリスでの人々の観察や意見をもとに築かれた。

【画像】物議を醸している黒人女性の巨大な銅像

作品を手がけたイギリス人アーティストのトーマス・J・プライス氏は、「作品が意味のある繋がりを促し、親密な感情を結びつけることで、人間性や文化の多様性をより深く考えるきっかけになることを願っています」語っている

タイムズスクエアの公式ウェブサイトは、この女性像は「身近な特徴」を反映していると解説。近くにある2人の白人男性の銅像と対比する存在であることも示している。

SNSでは、作品の趣旨に共感した人々から「ふくよかで、美の基準に挑戦しているし、黒人。好きにならない理由なんてある?」「そのままの私たちを表現してくれてありがとう」「私にそっくり。最高」などのポジティブな声が寄せられた。

一方、架空の黒人女性を銅像化したことに対し、保守派からは「Wokeだ」「DEIの銅像」などと揶揄するコメントも見られた。

黒人女性たちからは、銅像のふくよかな体型や怒って見える描写に「なぜ他でもなく、アメリカでの偏見を象徴するような怒っている黒人女性を描いたの?」「これはアメリカの黒人女性を的確に反映してない。いろんな体型の人がいるし、わざと怒っているように描かれてる」「私たちを笑いものにしている」「侮辱的」など、批判の声も多く集まっている。

アーティストのプライス氏もこの物議を認識しており、自身のSNSに今回の議論を描いた漫画を転載し、「どう思う?」とフォロワーに問いかける投稿をしている。

「Grounded in the Stars」像は6月17日まで展示される。夜には周囲のビルボードでプライス氏のストップモーションアニメ「Man Series」が5月31日まで上映されている。

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