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インターネット通販でお米を買ったら、サングラスの領収書が届いた。お米もサングラスも届いていないーー。
米の価格高騰に便乗した「詐欺サイト」に関する相談が、国民生活センターに複数寄せられている。
不自然に安い価格が提示されているなどの特徴があり、同センターは詐欺サイトかどうかを見分けるチェックリストし、注意を呼びかけている。
カードの利用明細に海外で利用の履歴
同センターには2025年4月、詐欺サイトに関する次のような被害相談が寄せられたという。
《「国産米1個あたり4250円が割引価格で1275円」と書かれたサイトで、米10キロを2個購入し、送料込みで4050円をクレジットカード決済した。注文完了のメールが届かず、サイトに記載された電話番号に電話したが、つながらなかった。カード会社に連絡し、利用停止を行った》
《米の通販サイトでクレジットカード決済した。確認メールが届かず、不審に思ってキャンセルしようとしたが、手続きできなかった。電話もつながらず、住所は無関係の店のもので詐欺だと思った。カード会社に連絡して利用停止を行った》
《画像投稿アプリに表示された広告から米を注文。3899円をクレジットカード決済すると、本人確認のメールが届き、クリックしたところ、サングラスの領収書が届いた。カードの利用明細には3899円を海外で利用した履歴が残っており、カードの利用停止を行った。お米もサングラスも届いていない》
イメージ画像詐欺サイトを見分けるポイント
詐欺サイトに騙されないためには、注文前にサイトの事業者情報を確認し、チェックすることが大切だ。
サイトに表示されている事業者の名前、住所、電話番号などをネットで調べるなどし、不審な点がないか確認する必要がある。
同センターは次のようなチェックリストを作成しており、次の6つの特徴に一致した場合、詐欺サイトである可能性高いとしている。
①サイト内の日本語が正しく表記されていない
②価格が通常より不自然に安い
③サイト上に事業者の名前、住所、電話番号が明確に表記されていない
④事業者の情報をインターネット検索で調べると、無関係の事業者の情報など、嘘の情報が記載されている
⑤問い合わせ先のメールアドレスがフリーメール
⑥問い合わせ先の電話番号が通じない
また万が一、詐欺サイトのトラブルに遭ってしまった場合は、最寄りの消費生活センターなどに相談する。サイト上でクレジットカード情報を入力した場合は、クレジットカード会社にも連絡する。
消費者ホットライン「188(いやや!)」にかけると、最寄りの消費生活センターなどを紹介してくれる。


