カンピロバクターによる食中毒とは?イベントで500人超えの患者発生も
委員会が更新したブログによると、カンピロバクターによる食中毒は、近年日本で発生している細菌性の食中毒の中で最も発生件数が多いそう。加えて、「カンピロバクターによる食中毒の原因食品の9割が鶏肉由来と推計される報告もあります」と注意を促しています。厚労省によると、イベントで「新鮮だからこそできる鶏ささみ寿司」などとアピールした加熱不十分な鶏肉を提供し、500人以上の患者が発生したこともあるとのこと。
加熱が不十分な鶏肉(上段)と、十分な鶏肉(下段)。外見では全く分からない低温調理を想定し、63度、70度、75度で加熱した鶏肉は、加熱不十分の状態と衛生基準を満たした状態、いずれの温度でも外見は変わらないように見えます。
では、断面図ではどうでしょうか。
加熱不十分な状態の鶏肉と、十分加熱された鶏肉。断面図でも、差は感じられない。こちらもいずれの温度でもほとんど違いが分かりません。そのためTwitterでは「見た目では分かりません!」と注意喚起しています。こちらもいずれの温度でもほとんど違いが分かりません。そのためTwitterでは「見た目では分かりません!」と注意喚起しています。
唐揚げなどで油で揚げる場合は、170℃の油なら厚さ15mmでは5分以上、厚さ10mmなら2.5分以上の加熱が必要だそうです。
さらに、二次汚染が起こらないよう、鶏肉が他の食品と触れないよう料理器具や容器を分けることや、鶏肉に触れたらしっかりと手を洗うことなどを呼びかけています。
加熱不足の鶏肉は危険です! #カンピロバクター による #食中毒 は激しい下痢の他、ギラン・バレー症候群による後遺症の危険も。見た目生っぽいのはもちろんダメ。肉の色が変わっていても加熱不足の場合があります。中心温度75℃以上1分以上と同等の条件で加熱しましょう!https://t.co/BgRg5GjXRWpic.twitter.com/wEnpgztx0d
— 内閣府食品安全委員会事務局_広報 (@FSCJ_PR) July 5, 2022

