コメディドラマ「Hacks(ハックス)」で、コメディ部門・助演女優賞を受賞したハンナ・アインバインダーさん(2025年9月14日)アメリカ・ロサンゼルスで9月14日に行われたエミー賞授賞式で、コメディドラマ「Hacks(ハックス)」に出演する俳優でコメディアンのハンナ・アインバインダーさんがパレスチナ連帯のメッセージを叫んだ。
アインバインダーさんは第77回エミー賞で、コメディ部門の助演女優賞を受賞。
壇上で「Hacks」の制作者たちへの感謝などを語った後、NFLのフィラデルフィア・イーグルスのスローガン「ゴー・バーズ!」と述べ、さらに「ICE(移民関税執行局)はクソくらえ! パレスチナに自由を!」という言葉でスピーチを締め括った。
アインバインダーさんは受賞後の記者会見でこの発言について聞かれ「パレスチナについて話すことは大切だと思いました。私にとって、とても大事な問題だからです」と語った。
また、ガザで医療従事者として働いている友人がいると明かし、次のような考えを口にした。
「私はユダヤ人として、ユダヤ人とイスラエル国家を区別する義務があると感じています。私たちの宗教や文化はとても重要で、長い歴史を持つものであり、民族主義的な国家と切り離された存在だからです」
エミー賞でパレスチナ連帯を示したのは、アインバインダーさんだけではない。
コメディアンで俳優のメグ・スターターさんも「停戦」と書かれたバッグを持ってレッドカーペットに登場した。
「停戦」と書かれたバッグを持ってエミー賞授賞式に参加したメグ・スターターさん(2025年9月14日)また、俳優のハビエル・バルデムさんは、レッドカーペットでアラブの伝統的なスカーフであるクーフィーヤを身につけてパレスチナ支持を表明。
「今日ここで、ガザで起きている虐殺を非難します」とVarietyのインタビューで語った。
第77回エミー賞授賞式に参加した俳優のハビエル・バルデムさん(2025年9月14日)「ジェノサイドを徹底的に研究している『国際ジェノサイド研究者協会(IAGS)』は、(ガザ攻撃を)ジェノサイドだと認定しました」
「だからこそ私たちは、虐殺を止めるために、イスラエルに対する商業的、外交的な封鎖や制裁を求めているのです。パレスチナに自由を」
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。


