AIが会議の議事録を自動作成した結果、まさかの“サプライズ”がバレてしまった━━。そんなAI時代ならではのハプニングをめぐる投稿が、Xで注目を集めています。
投稿したのは、AIエージェント開発を手がけるジェネラティブエージェンツの共同創業者・COOの吉田真吾さん(@yoshidashingo)。
「書き起こされとるがな…」というコメントとともに投稿されたスクリーンショットには、AIツールが自動で作成した会議の議事録が写っていました。
そこには、「吉田さんの誕生日が近日中にあり、サプライズを検討中(議事録に正式に記録しない)」という一文が……。せっかくのサプライズの内容が、“議事録に正式に記録しない”という注意書き付きで、しっかり自動投稿されてしまったのです。
この議事録は、AI議事録ツール「tl;dv」によって生成されたもの。吉田さんによると、このツールで定例会議を自動で記録し、会議後に書き起こしと要約をSlackに投稿するよう設定していたといいます。
ハフポスト日本版の取材に「実はそんなにビックリではなくて」と吉田さん。「たぶんサプライズの話題が出たあとに、『この部分は記録しないこと』とAIに指示して、その挙動を試したかったんだろうなと思います。やりたかったことはわかるけど、できなかったんだね、と思いました」と振り返ります。職場の仲間たちも和やかな反応を見せたのだとか。
吉田さんの会社では、tl;dvのほかにも「Circleback」「Otter」など複数のAIツールを活用中とのこと。「便利すぎてもう手放せません」と語る一方で、「センシティブな会話をするときはAIを外したり、口頭で話したりすることが大事です。それに、人間もAIも同じようにミスをします。寛容に受け入れることで、AIと人間が働きやすい環境づくりをしていきましょう」と語りました。
SNSでは「AI時代の職場らしい」「こういう失敗すら実験に変えるのがすごい」といった声も寄せられています。


