ニュースまとめ

【ソウル、北京時事】サッカーのワールドカップ（W杯）カタール大会で日本が強豪ドイツに逆転勝利したことを、韓国メディアは24日、「サッカー史に長く残る記録を打ち立てた」（聯合ニュース）などとたたえた。

　中国でも各メディアが「アジアの光」「番狂わせ」と速報した。

　韓国も2018年の前回ロシア大会でドイツに勝利している。文化日報は日本が「アジアの突風」を巻き起こしたと伝え、先発11人のうち5人がドイツのリーグに所属し、「ドイツ派を前面に出した」と解説。中央日報は全世界が日本の勝利に驚いたと賛辞を贈った。

　革新系紙・ハンギョレも「新しい歴史をつくる」という森保一監督の宣言通りに「アジア突風」を起こしたと強調した。体格と速さに勝るドイツが日本の1対1突破など巧みな技術に慌てたと指摘。日本サッカーは2000年代に入り国際舞台で成果を出しており、狭い空間でのパスプレーが際立っているなどと分析した。

　サッカー熱が高い中国も、日独戦の結果をアジア勢の勝利として好意的に捉えているようだ。

　「アジアの奇跡！　　2日連続でアジアのチームがW杯優勝国に逆転勝ちした」。サッカー評論家の※（※簷の竹カンムリなし）俊さんは中国版ツイッター「微博」で、アルゼンチンを破ったサウジアラビアに続くアジアチームの快挙だと強調。森保監督の采配を「完璧」と評価し、「日本チームの自信と成熟は称賛に値する」と褒めちぎった。

　現地で観戦した中国人とみられる男性は、試合後に観客席から動画を撮影してネット上に投稿。身体的に似た隣国の日中両チームを比較し、「彼らができて、なぜ私たちはできないのか。中国チームは謙虚に学べ」と涙ながらに訴えていた。　

https://news.yahoo.co.jp/articles/260854a1fbe4c2e16e8213aecc7fd172c0cc429d