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叫ぶことでストレスを発散し、心身を解放する——そんな新しいウェルネスムーブメント「スクリーム・クラブ(Scream Club)」が、いま注目を集めています。

発祥はアメリカ・シカゴ。公式サイトによると、活動はいたってシンプル。参加者はまず、手放したい思いを紙に書き出し、それを湖に投げ入れ、深呼吸したあとに思いきり叫ぶのだそう。なお、紙は微生物によって分解される生分解性の素材を使用しており、環境に害はないそうです。

シカゴでは毎週日曜18時から、ノースアベニュービーチの桟橋で開催されており、湖畔の夜景を背景にみんなで一斉に声を上げ、心の解放の時間を共有しています。

この活動を始めたのは、ブレスワーク(呼吸法によって心身の不調を整えるセラピー)のコーチ、メニー・ヘルナンデスさん。ある日、湖のほとりで思いきり叫んでみたところ、大きな解放感を得たと言い、それをきっかけにスクリーム・クラブを発足しました。

ミネアポリスで行われたスクリーム・クラブの活動を撮影したTikTok動画がバズり、CNNなどのニュースや、アメリカの人気番組「The Kelly Clarkson Show」でも紹介されました。いまでは海を越え、イギリス・ロンドンやバーミンガムなどにも広がっているといいます。

アメリカでは高額な医療費のため、メンタルヘルス支援を受けにくい現状があり、スクリーム・クラブのような場が心の拠り所となっている側面もあるようです。

ストレスを発散するだけでなく、「叫び」を通して人とつながり、コミュニティとして広がっているスクリーム・クラブ。都市で暮らす人々の心を癒やす新しいウェルネス文化のひとつになりつつあります。

【画像】 「スクリーム・クラブ」はこんな感じ!

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