名画に使われた“青”の秘密を紹介した、あるVTuberのイラストが話題を呼んでいます。
投稿したのは、鉱石系VTuberの花牟礼ほのめ(@Hanamure_Honome)さん。地質や鉱物といった少し難しいテーマを、イラストや動画を通してわかりやすく解説しています。
話題の投稿では、歴史的に主要な青の顔料として用いられてきた2つの鉱物「アズライト」と「ラピスラズリ」を紹介。
アズライトは、江戸時代の画家・尾形光琳による国宝《燕子花図屏風》の鮮やかな花びらに使用されたことで知られます。一方、ラピスラズリは、《真珠の耳飾りの少女》などで知られる画家ヨハネス・フェルメールが愛用し、フェルメールブルーと呼ばれる柔らかな青を生み出した鉱物です。
誰もが知る名画に秘められた色のルーツに、3.2万を超える「いいね」が寄せられ、芸術の秋らしい盛り上がりを見せています。
VTuberとしてはめずらしく、キャラクターの設定や世界観を持たず「等身大の自分で活動している」というほのめさん。その背景には、幼い頃からの鉱物への関心があるそう。
幼少期に祖母からもらった水晶をきっかけに鉱物に魅了され、地質系の大学に進学。一度は別の仕事に就いたものの、「やっぱり鉱物に関わりたい」という思いから、VTuberとしての活動を始めたといいます。
今回の投稿には、美術の“青”に関する質問が多く寄せられたそう。今後は「世界のさまざまな“青”の物語を紹介していきたい」と話しています。
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