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砂糖細工師の長谷川健太(@kenta_sucretier)さんが投稿した作品が、Xで注目を集めています。

写真には、淡くくすんだピンクやオレンジの色味が重なり合うダリアの砂糖細工が写っています一枚一枚ていねいに成形された花びらや、中心から外側へと広がる自然なグラデーションによって、ダリアを見事に再現しています。

その写実性に、「本物にしか見えない」「これが砂糖とは思えない」と驚きの声が続々。2.6万の「いいね」がついています。

砂糖細工(シュガークラフト)は、砂糖を主原料として花や動物、風景などを造形する伝統的な技法。長谷川さんは、菓子細工の大会で日本一に輝いた実力者で、SNSでは本格的な作品からユーモアのある投稿まで幅広い表現を発信しています。

長谷川さんが特にこだわっているのは“色づくり”。「何色も重ねて奥深く、自然な色になるよう調節しています。花びらが同じ表情にならないよう、あえて雑感を残したり、しわも自然に見えるように生かしています」と語ります。

最後に、砂糖細工ならではの魅力について尋ねると、「砂糖はどんな表現にも向かうことができる材料」と長谷川さん。「食べられる芸術であり、やがては消えてしまう儚さもある。パティシエだからこそできる表現だと感じています」と、創作への意欲を語りました。

砂糖という儚い素材で、命を吹き込むように生まれたダリアの花。静かな時間とともに、その美しさがそっと心に届く作品です。

【画像】本物そっくり… 砂糖でできた“ダリア”はこちら

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