ゴーゴーカレーが青森でも支援青森県東方沖を震源として12月8日夜に発生した地震の被災者に向けて、「金沢カレー」で有名な「ゴーゴーカレー」の地元店舗が支援を開始し、反響が広がっている。
八戸市のイオンスタイル八戸沼館フードコート内にある「ゴーゴーカレー 八戸パーク」は地震翌日の12月9日、「必要とされる方のお力になれれば」と、その日営業する旨をXで報告。また、来店客の状況に応じ、無償提供も行うと綴った。
営業については、「安全確保のためスタッフは休ませており 店長ひとりでの営業となります。また、メニューを絞っての営業となります事、ご容赦ください。さらに、営業時間は15時までと短縮させていただく事、併せてご了承ください」と説明。
「お待たせすることもあるかと思いますが、どうか温かく見守っていただければ幸いです」と投稿した。
【ピアドゥフードコート内ゴーゴーカレー営業します】
昨晩の震災にともない、本日はゴーゴーカレー営業いたします。
臨時休業も考えましたが、
【必要とされる方のお力になれれば】との思いで
通常営業+状況に応じて無償提供も行います。安全確保のためスタッフは休ませており… pic.twitter.com/DHzzgZvJVB
— ゴーゴーカレー八戸パーク【青森県唯一】 (@gogohachinohe) December 9, 2025
同店の店長に電話で話を聞いたところ、9日の日中はショッピングセンターの2階は臨時休業となっていたものの、地域の学校も休みとなり給食もないなどの情報を聞き、助けになりたいとの思いで営業を決意したという。
他のスタッフからも手伝うとの連絡があったというが、安全を優先し「気持ちだけ受け取った」という。
9日は80〜100人の来店があったと言い、加えて「避難中で料理ができない」「お金を持たずに避難した」などの状況にいる被災者約10名に無償提供を行なったという。
「ゴーゴーカレー 八戸パーク」の投稿には大きな反響があり、「投稿を見た人や常連の方が応援に駆けつけてくれたり、洗い物を手伝ってくれる人もいました」と、工藤さんは反響への驚きと感謝を口にした。
投稿のコメント欄には、「尊敬」「ありがとうございます」「ご安全を!」「無理せず」「温かいカレーを提供してるってだけでどれだけ心が暖まるか」など、感謝や応援、安全を願う声がたくさん寄せられている。
また、「ゴーゴーカレーからのお知らせ」として、「温かい食事が必要な地域」などへのキッチンカー出向の要望も受けると投稿しているが、現時点でリクエストは来ていないようだという。
本日10日も朝10時から営業しているとのこと。現在もまだ「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発令されているため、今後約1週間ほどは支援を続けていく予定だという。
石川県金沢市に本社をもつ「ゴーゴーカレー」は、2024年の能登半島地震の際にも、炊き出しや支援物資提供などの支援を実施。現在も義援金募金活動などを継続している。