年末が近づき、大掃除を始める季節。踏み台を使って高いところを掃除していたら、バランスを崩して転倒…。
製品評価技術基盤機構(NITE)は、踏み台・足場台メーカーの「アルインコ」と連携し、こうした状況下で起きる事故の再現映像を公開するとともに、注意を呼びかけています。
大掃除での窓拭きや高い場所の掃除などの際に使うことの多い、踏み台や足場台。正しく使わないと非常に危険で、事故につながる恐れもあります。
NITEが公開した動画では、踏み台に乗り窓の拭き掃除をしていた女性が横に身を乗り出したことでバランスを崩し、踏み台ごと転倒する様子や、足場台の止め金具が止められておらず、作業中に足場が閉じて落下する様子などが再現されています。
NITEは踏み台・足場台の事故を防ぐためのポイントとして、以下の4点を挙げています。
・身を乗り出す、つま先立ちをするなど無理な体勢で使用しない
・昇降面を向いて昇り降りする(踏み台を背にして昇り降りしない)
・開き止め金具をしっかりロックし、安定した地面に設置する
・室内ではスリッパや滑りやすい靴下を避け、屋外では滑りにくい靴を履いて使用する
Xに投稿された再現動画には、「1メートルは一命取る」「横着するとなるよね」「知り合いの知り合いが脚立から転落して大怪我負った」「届かなくてやったことあるけど、実際に倒れるのを見ると、怖くてやれない」など、実際に自分や知り合いが転倒した経験を共有する人や、正しい使い方の重要性を再認識したという人の声が多く寄せられています。


