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アメリカ・テネシー州ガトリンバーグで開催された「第50回クリスマスパレード」に黒クマが突然現れ、観客の間を歩き回る様子が相次いで撮影され話題となっています。

ABC Newsによると、クマは群衆の前を落ち着いた様子で通り過ぎ、その後森へ戻っていったといいます。

しかし、この“驚きのゲスト”登場は地元当局に深刻な懸念を与えています。テネシー州野生生物資源局(TWRA)は、パレード中に撮影されたクマは人間に慣れてしまっており、食料を求めて街へ出没するようになっている可能性が高いと指摘しました。TWRAのマット・キャメロン氏は「クマは犬のように愛情を求める動物ではなく、人間から逃げるべき存在だ」とWVLTに述べ、人馴れが進むと最終的に殺処分につながりかねないと警告しています。

実際、クマはパレード後にゴミを漁る様子も確認されており、地元では以前から同じクマが頻繁に現れていたとの声もあります。ガトリンバーグ市は約300万ドルを投じて耐クマ仕様のゴミ箱やダンプスターを再整備し、食べ物を与えない環境づくりに取り組んでいます。

周辺には約1900頭のクマが生息しており、街での目撃自体は珍しくありませんが、数百人の群衆の中に現れるのは異例とされています。TWRAは「クマを野生のままに保ち、生かし続けるためにも、人を恐れさせる健全な距離が必要だ」と呼びかけています。

【動画】クリスマスパレードに参加するクマ。逃げ惑う観客たち

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