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ワシントンD.C.で、すべてのエプスタイン文書の公開を求めるプラカードを掲げる市民。米連邦議会の下院は11月、エプスタイン文書の公開を司法省に義務付ける法律を賛成427、反対1で可決した(2025年11月18日)ワシントンD.C.で、すべてのエプスタイン文書の公開を求めるプラカードを掲げる市民。米連邦議会の下院は11月、エプスタイン文書の公開を司法省に義務付ける法律を賛成427、反対1で可決した(2025年11月18日)

米司法省が12月19日、性的人身売買などの容疑で起訴され、拘束中に死亡したジェフリー・エプスタイン元被告に関する捜査資料を公開した。

司法省が公開したのは「エプスタイン・ライブラリー」という名前のウェブサイトで、被害者女性の供述調書を含む裁判文書や、エプスタイン元被告の邸宅で撮影された画像など、数千件のPDF文書が閲覧できるようになっている。

この前日には、下院監視委員会が別のエプスタイン文書を公開しており、その中には女性の体に小説『ロリータ』の一節が書き込まれている写真などが含まれていた。

エプスタイン関連資料の公開を法律で決定

米連邦議会は11月に、エプスタイン関連資料を検索やダウンロードが可能なデータベースとして30日以内に公開することをトランプ政権に義務づける法案を可決した。

トランプ氏は1月に大統領に就任した後、エプスタイン文書を公開しない姿勢を貫いていたが、最終的に法案に署名した。

司法省が公開したエプスタイン・ライブラリーは、検索機能を使ってビル・クリントンやドナルド・トランプなど、エプスタイン元被告と関係があったとされる人物の名前を検索できるようになっているが、19日午後時点では結果が表示されなかった。

ウェブサイトには、多くの記録が手書きであるため、検索で見つからない場合があるという注意書きが添えられている。

エプスタイン元被告とトランプ氏の関係

エプスタイン元被告とトランプ氏は過去に友人関係だった。しかし、トランプ氏がエプスタイン元被告と関連する違法行為で告発されたことはない。

ホワイトハウスのワイルズ首席補佐官は12月に公開されたヴァニティフェア誌のインタビューで、司法省が所有する文書にはトランプ氏の名前が繰り返し登場するものの「何かひどいこと」に関与しているわけではないと述べた。

一方、下院監視委員会の民主党議員が11月に公開したメールの中で、エプスタイン元被告はトランプ氏は性的人身売買について知っていたと書いていた。

「ロリータ」の一節が女性の体に描かれた写真も公開

共和党と民主党の議員からなる下院監視委員会はこれまで複数回にわたり、エプスタイン関連資料を公開してきた。

下院監視委員会が公開しているのは、エプスタイン元被告の遺産管理団体から入手した数万件に及ぶ文書の一部であり、司法省が保有する資料とは異なる。

下院監視委員会の民主党議員は、司法省がエプスタイン・ライブラリーを立ち上げる前日の18日にも新たな資料を公開した。

その中には、女性の体に小説『ロリータ』の一節が書き込まれている写真や、黒塗りのパスポート、性行為目的での少女を勧誘しているかのようなテキストメッセージも含まれていた。

日付と差出人不明のそのメッセージには「友人のスカウトが今日女の子を何人か送ってきた。でも1人につき1000ドルを要求している」と書かれている。

同委員会のロバート・ガルシア下院議員(民主党)は「国民に対する透明性を確保するため、エプスタインの遺産管理団体から得られた写真や文書の公開を今後も続けていく」と述べている。

ハフポストUS版記事を翻訳・編集しました。

【画像】女性の体に小説『ロリータ』の一節が書き込まれている写真

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