
最初の音が鳴った瞬間、勝手に涙が出ていました。
場所は横浜、隣にいたのは、私の「ママ友」。
「星野源さんのライブに、一緒に行かない?」
突然、そう誘われたのが2025年の私のプライベートでのハイライトでした。
たまたま、親同士で出会った仲。しかし、お互いの子育てを労い、称えあう数年を経て、まさか2人で一緒に電車に乗ってKアリーナに来る日が訪れようとは…。
素晴らしい音楽の感想を電車で言い合いながら、保育園のそばまで帰ってきて少しだけ乾杯し、家路に着きました。
子どもの保育園時代は毎日のように顔を合わせる関係でしたが、卒園後はさすがに会う頻度は減っています。
その間、彼女の素敵なインスタをたまに眺めているうち、自分の慌ただしい暮らしと勝手に比較しては、密かに「格差」を感じる瞬間がありました。
ところが、久しぶりに会ってみると、何てことはない。いつもの彼女でした。そして、この夜、星野源さんの「ライトファン」である私から「沼」への水先案内人にもなってくれました。
ハフポストに、過去のこんな記事があります。
「物価は高く、生活は苦しい。仕事もしんどい。SNSを開けば心無い言葉に傷つき、生活者の実態がまるで見えていないかのような政治のニュースが飛び込んでくる。
蔓延する自己責任論に押し潰されそうになりながら、競争社会の中で心をすり減らす毎日。
余裕がない社会を生きる私たちには、心から安心できる場所や、安心できる関係性が足りていないのではないだろうか?」
競争社会ですり減る私たちに今、必要な「友だち」の形とは? 紫原明子さんと考える新しいつながりの話 | ハフポスト NEWS
今のSNSを眺めていると「まるで自分以外の全てが、誰も何にも、悩んでいなくて、正しいことをしているかのように見える」状況は、全く変わっていないどころか、さらに強化されています。
だからこそ、この「友だち」が、2026年は個人が生き延びるための重要なキーワードになるのではないかと私は考えています。
思い起こせば、子どもの頃から、自分に新しい何かをもたらしてくれるのは、私の場合やっぱり「友だち」でした。「ママ友」には、色々と複雑な感情をお持ちの方も多いかと思いますが、私にとっては、同志であり、意外な方角からの風を送り込んでくれる存在でもあります。
さて、その秋のライブの日から私は、「友だち」、もう少しビジネスらしく言うなら「身体性」のある関係について考えることが増えました。
そして年末、まったく別の場所でもう一度それを思い出すことになります。
昨年スタートした「ミライ投資クラブ」企画の取材で、年末に参加させていただいた「湘南投資勉強会」の「2倍株研究会(振り返り編)」です。
主催者のkenmoさんの本が売れていることもあって、勉強会はあっという間に満席に。およそ300人が、自分の予測する投資シナリオや投資の結果を、成功も失敗も、熱く語り合うリアルなイベントでした。
なんといっても「お金を増やしたい」人々の集まりです。「ギラギラしてる感じかな…」と参加前はやや気後れしていたのですが、終わる頃には「楽しかった!」と目を「キラキラ」させている方が多かったのが、とても予想外でした。
2025年からこの勉強会のリピーターになったという参加者に詳しく話を聞くと、多忙すぎる仕事に追われる日常を抜け出し、投資という新たな話題で「友だち」のような関係の人々に出会う、それが醍醐味のようでした。
生成AIの大衆化も加わり、SNSには、完璧に見える投稿や、つい関心を奪われてしまうトピックが溢れています。その真偽も不明で、もはやその投稿の先に生身の人間がいるかどうかさえもあやふやです。
そんな中で、体温が感じられる範囲の領域に人間が戻り、その価値がより高まっていくことは必然なのでしょう。
ハフポストも、そんな「友だち」と会えるような安全な居場所になることを目指し、2025年にはリアルな「ファンコミュニティ」イベントも開催して、多くの読者の方にご参加いただきました。
2026年も、もっと多くの皆さんと、あるいは皆さん同士が「友だち」のような関係を作れる場所になっていきたい。その仕組みを作っていきたいと思っています。
