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東京二期会が2026年2月に上演する 『カヴァレリア・ルスティカーナ』 『道化師』 公演の開幕まで、いよいよ1か月を切った。本公演は、英国ロイヤル・オペラ・ハウスとの初の提携による新制作。ロンドンで初演され、英国舞台芸術界最高の栄誉「ローレンス・オリヴィエ賞」を受賞した話題作が、日本で初めて上演される。

演出を手がけるのは、現代オペラ演出の第一人者、ダミアーノ・ミキエレット。ザルツブルク音楽祭、スカラ座、パリ・オペラ座など、世界の主要歌劇場で高い評価を受ける演出家だ。

演出ダミアーノ・ミキエレット(C)Stefano Guindani

演出ダミアーノ・ミキエレット(C)Stefano Guindani

本プロダクションでは、南イタリアの小村を舞台に、パン屋や集会所といった日常の風景が、『カヴァレリア・ルスティカーナ』と『道化師』、二つの物語がシームレスにつながっていく。登場人物は作品をまたいで交錯する。 19世紀末に生まれたヴェリズモ・オペラを、20世紀イタリア映画のネオレアリスム的視点で描き直す演出は、「観客を悲劇の“壁の内側”に閉じ込めるようだ」と海外メディアからも絶賛された。 東京二期会とのコラボレーションは、2018年の《プッチーニ三部作》以来、実に8年ぶりとなる。 

ロイヤル・オペラ・ハウス『道化師』舞台写真(c) Ivor KerslakeRoyal Opera House

ロイヤル・オペラ・ハウス『道化師』舞台写真(c) Ivor KerslakeRoyal Opera House

ロイヤル・オペラ・ハウス『カヴァレリア・ルスティカーナ』舞台写真(c) Ivor KerslakeRoyal Opera House

ロイヤル・オペラ・ハウス『カヴァレリア・ルスティカーナ』舞台写真(c) Ivor KerslakeRoyal Opera House

指揮を務めるのは、アンドレア・バッティストーニ。24歳でスカラ座最年少デビューを果たし、ベルリン・ドイツ・オペラ、マリインスキー劇場など世界の檜舞台で活躍。2025年にはトリノ王立歌劇場音楽監督、さらに2026年1月にオペラ・オーストラリア音楽監督に就任した。 東京二期会『ナブッコ』(2012年)での日本デビュー以来、東京フィルハーモニー交響楽団とも深い信頼関係を築いてきたバッティストーニが、東京二期会が誇る実力派ソリスト陣、そして二期会合唱団と共に、愛と嫉妬が渦巻くヴェリズモの世界を、情熱と精緻な構築力で描き出す。英国の名プロダクションを、そのままのスケールと質で体験できる貴重な機会に注目だ。 

指揮アンドレア・バッティストーニ(C)上野隆文

指揮アンドレア・バッティストーニ(C)上野隆文

なお本公演では、学生券3,000円やU-39(39歳以下対象)10,000円など、通常料金よりも手頃に鑑賞できるチケットが用意されている。「オペラは初めて」「敷居が高いと感じていた」という若い世代に向け、世界水準の舞台を“入口価格”で体験できる機会を提供する