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『yosugala Major Debut Release Party』2026.01.17(sat) EX THEATER ROPPONGI

昨年12月5日にトイズファクトリーよりメジャーデビューを果たしたyosugalaが、EX THEATER ROPPONGIにてワンマンライブ「yosugala Major Debut Release Party」を行った。

このライブにかける4人の気合を感じさせるどストレートなライブタイトルが紗幕に映し出され、メンバー紹介の映像が流れたあと、最新アー写と同じ体制で並ぶ4人の姿が幕の向こうに浮かび上がる――このあとは、ただただ4人の歌の力を見せつける120分となった。

yosugala

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抜群の安定感でyosugalaの歌の中核を担う君島凪、喉や息遣いを巧みに使いこなすことで一聴してすぐにそれとわかる特徴的なボーカルを聴かせる汐見まとい、アイドルらしい甘さのある声でyosugalaハーモニーのキュート面を担う未白ちあ、そして、自身の人柄が滲み出ているかのように優しい声を聴き手の鼓膜に染み込ませていく黒坂未来――このグループにおける各メンバーの持ち場は明確で、どの歌声も欠かせない魅力になっている。それだけではない。以前はもっと個の力に頼っている印象だったが、今は集合体として、足し算ではなく掛け算の力を発揮している。

yosugala最大の魅力は4人の歌声が集まったとき。サビなどで見せる清涼感溢れる力強いハーモニーに、驚くほど胸を打たれるのだ。現在、日本の女性アイドルシーンには高い歌唱力を誇るグループがたくさんあるが、今、最も歌の力が強いのはyosugalaだと確信した。これまでの努力に加え、メジャーデビューが決定したことによる自信や、努力だけでは獲得し得ない時代の勢いが彼女たちに今、とんでもないパワーを与えているんだと思う。

yosugala

yosugala

4人の歌唱を支えたのは様々な演出。特に、ステージ背面いっぱいに設置された巨大LEDが、4人のパフォーマンスを効果的に映し出していた。激しいロックサウンドから落ち着いたバラードまで、振り幅の大きい楽曲の世界観を様々な映像で彩ったが、ひとつとして同じ表現はなく、照明班や映像班が一丸となって、この日披露された20にも及ぶ楽曲に丁寧に寄り添っていた。しかも、派手なギミックに頼らず、あくまでも彼女たちの歌とパフォーマンスを信頼してしたものになっているのがよかった。

映像面で特に印象的だったことがある。この日は、ステージ中央に菱形のミニステージが設置されていたのだが、4人がそこに上がったときに、ステージ天井からのカメラがその様子を捉え、通常観客が見ることのできないアングルから4人のフォーメーションの美しさを伝えていたのだ。中でも、「アステリズム」で4人が手を重ねる場面を真上からの映像で押さえていたのは見事。おそらく、この場面に限らず、「この画を抜く」ということは事前にある程度決まっていたはずで、各担当が上手く連携していたことがわかるし、そういった細かな工夫の積み重ねが完成度の高いステージにつながっていたことは容易に想像できる。

汐見まとい

汐見まとい

未白ちあ

未白ちあ

ちなみに、この日のライブはバンドセットで行われた。ギターはyosugalaの楽曲プロデュースも務めるEREN from AliA、もうひとりのギターとドラムは、PassCodeのバンドメンバーとしてもお馴染みのYoichiとRYOTA、そして、ベースはmaloという布陣。バンドセットライブを行うようになってからまだ1年も経っていないが、違和感はまったくない。それどころか、バンドは縁の下の力持ちに徹するわけではなく、ここぞという場面では前方に出てきたり、4人のパフォーマンスとも上手く溶け合い、ステージに立体感を生み出していた。ただ、ライブ序盤と終盤はバンドの音量が大きすぎるように感じた。迫力という面ではよかったが、その代わりに、大きく成長した4人のボーカルのニュアンスが埋もれてしまい、そこが惜しかった。

一方、「オトギバナシ」「ソラノナミダ」「きっかけ」「裸足のまま」と続く、落ち着いた演奏で聴かせる楽曲は非常によく、4人の表現力を存分に堪能することができた。もちろん、大きく盛り上がるのはアッパーな楽曲だが、こういったミッドテンポ~バラード系の楽曲にこそ、今のyosugalaの魅力をより多く見つけられる気がする。

君島凪

君島凪

黒坂未来

黒坂未来

新曲「マスカレイドナイト」では汐見が足を負傷したようだったが、曲終わりでいったん袖にはけ、すぐに笑顔でステージに帰ってきた。大きな問題はなかったように見えたが、実はその後も痛みはしっかり残っていたらしい。そんな様子をまったく見せなかった汐見も、ステージに戻ってきた彼女に対して「大丈夫?」などの声を一切かけなかった3人もプロ。その魂がカッコよかった。

もうひとつカッコよかったのは、観客と相対する4人の姿。彼女たちは明らかにフロアを引っ張っていた。熱狂的なファンの熱量に頼るのではなく、みんなの想いを背負い、あくまでも自分たちが観客を楽しませるんだ、という気概が見てとれた。それぐらい4人の気迫が会場内を満たしていた。

yosugala

yosugala

会場の全体のテンションが頂点に達したのは、アンコールラストの曲。まだやってない曲がある。「せーの!」っていうからみんなで曲名言って!という呼び掛けに応じて、観客がこの日一番の大声で叫んだのは「indigo」。PassCodeのサウンドプロデューサー平地孝次が手掛けたこの名曲は、最初から大合唱を巻き起こした。まるでロックのライブのようなこの雰囲気が本当に感動的で、自分がこれまで観てきたyosugalaのパフォーマンスの中で間違いなくベストモーメントになった。

今のyosugalaは強い。デビューから約3年半以上にわたって蓄積してきた確かな実力にプラスして、理屈では説明のできない勢いがある。メジャーデビューを果たした今、この上昇気流にどうやって乗っていくかが4人の成功を左右するだろう。汐見はMCで言った。ステージで表現する演者である以上、一番雄弁であるべきなのはライブだと思う、と。この意識があるならば、4人はまだまだ上に行くはずだ。

yosugala

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