退職代行サービスの運営会社が入るビルから押収物を運び出す警視庁の捜査員ら=2025年10月22日、東京都品川区退職代行サービスを提供する「モームリ」の運営会社アルバトロスの代表取締役、谷本慎二容疑者が弁護士法違反容疑で逮捕された。朝日新聞など複数のメディアが報じた。
TBSによると、逮捕されたのは谷本慎二容疑者と妻で従業員の谷本志織容疑者の2人だ。
弁護士法(72条)は、弁護士資格を持たない人が、報酬を得る目的で法律事務を第三者にあっせんすることを禁じている。
退職代行は辞職する意思を本人に代わり会社に伝えるサービス。谷本容疑者らは2024年7月~10月、報酬目的で複数の退職希望者のための法律事務を弁護士事務所に紹介し、数百万円のあっせん料を得た疑いが持たれているという。
谷本容疑者は2025年10月に、弁護士法違反の容疑で警視庁がアルバトロスに家宅捜索に入ったことをSNSなどで報告。
「弊社は本件事態を厳粛に受け止めており、引き続き、警視庁の捜査に適切に対応してまいります」とコメントしていた。
アルバトロスのウェブサイトによると、谷本容疑者は大手接客・サービス業を2021年に退職した後、2022年に同社を設立。同年に退職代行モームリの事業を開始した。
退職代行にかかる利用料金は正社員が2万2000円、パート・アルバイトは1万2000円で、ウェブサイトでは「累計4万件以上の退職を確定させた」としている。


