フルート奏者、工藤重典がプロデュースする東京チェンバー・ソロイスツの第4回目となる公演が、2026年2月25日(水)東京文化会館小ホールにて開催される。2023年にスタートした本シリーズ、昨年は工藤のフルート生活60年の節目を祝うアニバーサリーコンサートとしてサントリーホールで行い、大きな成功を収めた。
今回は、大阪交響楽団首席ソロ・コンサートマスターの森下幸路(ヴァイオリン)、NHK交響楽団の中村洋乃理(ヴィオラ)、村井将(チェロ)、そして工藤の長年の盟友リチャード・シーゲル(チェンバロ)という名手たちが集結し、室内楽の魅力を存分に味わえるプログラムを披露する。公演にあたり工藤よりコメントが届いた。
工藤重典コメント
東京チェンバー・ソロイスツ vol.4は、チェンバロの名匠リチャード・シーゲル氏をフランスからお呼びして行います。このシリーズは、フルートを中心とした室内楽や協奏曲を紹介してきました。管楽器の中でもひと際華やかな音色が聞こえてくるフルート、元々は木製で作られていた楽器でした。18世紀の王侯貴族の間でも、フルートは大変な人気のある楽器で、その伴奏を担うのがこのチェンバロ。ピアノの前身として誰でも知っている楽器ですが、実演で聞く機会は少ないかもしれません。
ただし今回のプログラムは、古い音楽だけではなく、チェンバロを含む20世紀の音楽も紹介します。ジャック・イベールやジャン・フランセ、プーランクたちは、彼らの時代にもチェンバロを使った曲を書いています。その独特な響きと、まるで筝のような音色の変化などが出せる、不思議なこの楽器との室内楽をお楽しみください。