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2026年4月2日(木)に初日を迎える、歌舞伎座『四月大歌舞伎』。この度、夜の部で上演される『浮かれ心中』の特別ビジュアルが公開された。

ユーモラスでありながら人間の業を浮き彫りにする劇的な物語を生み出し続けた作家・井上ひさし。『浮かれ心中』は、1972年の第67回直木賞を受賞した井上ひさしの初期の代表作『手鎖心中』をもとに、十八世中村勘三郎が歌舞伎として初演した傑作喜劇。江戸文化の百花繚乱を極めた蔦屋重三郎や、綺羅星の如き才能の戯作者たちが競い合って絵草紙を創り上げた庶民文化の爛熟期を舞台に、材木問屋の若旦那が次々と馬鹿馬鹿しい騒ぎを巻き起こす抱腹絶倒の舞台。

平成9(1997)年8月歌舞伎座で十八世勘三郎(当時 五代目勘九郎)が歌舞伎として初演すると忽ち大評判となり、その後、再演を重ねた人気作だ。父・勘三郎から受け継いだ中村勘九郎は、2016年4月明治座で初めて手掛けると、2022年7月大阪松竹座で再演。今回、歌舞伎座で初上演となる勘九郎が、歌舞伎座の空間で宙乗りならぬ、“ちゅう乗り”相勤め申し候。

中村勘九郎

中村勘九郎

中村七之助

中村七之助

中村七之助が前回の大阪松竹座に引き続き花魁の三浦屋帚木を演じ、栄次郎と夫婦になる長屋の娘おすずを勘九郎初演の明治座で好評を博した八代目尾上菊五郎が演じる美しい女方の競演も話題に。

公開された特別ビジュアルには、“手鎖”の刑を受けたはずなのにどこか嬉しそうな笑顔を見せる勘九郎と、美しい花魁の七之助が。白装束に身を包み、手を合わせて心中に向かう勘九郎の笑み…そして、 “ちゅう乗り”で宙を舞う姿が。

桜の季節にぴったりの心浮き立つ傑作喜劇『浮かれ心中』に期待が高まる。

【あらすじ】
人を笑わせることが大好きな伊勢屋の若旦那・栄次郎。両親に勘当を申し出て念願の絵草紙の戯作者になると、次々と馬鹿馬鹿しい騒ぎを起こして話題作り。注目を集めたい一心で、幕政を批判する絵草紙を出版し、手鎖の刑を受けて喜び浮かれるも飽き足らず、遂には吉原の花魁帚木と心中の茶番劇を画策しますが…。