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Group of friends gathered in a circle using mobile phone in the schoolGroup of friends gathered in a circle using mobile phone in the school

性的な画像や動画が最も多く作成される場所は、「学校」ーー。

イギリスのジェンダー平等推進団体「Male Allies UK」が12~16歳の男子1018人を対象に行った最新調査で明らかになった。

調査によると、12~16歳の男子の約半数(47%)が、学校内でAIを使った性的画像や動画が作成されていることを「知っている」と回答。

さらに、全体の3分の2にあたる67%が、性的に加工された画像が学校で共有されているのを見たことがあると答えている。

英政府、学校でのスマホ全面禁止を検討

イギリスの教育相ブリジット・フィリップソン氏は1月末、すべての学校で「終日スマートフォンを使用不可」にすべきだとする書簡を発表した。

これまでも学校でのスマホ使用は制限されてきたが、新たなガイドラインでは授業中だけでなく、休み時間や昼休み、授業間の移動時間も含めて、生徒がスマホにアクセスできないよう求めている。

一部の学校では、専用ポーチやロッカーにスマホを保管させることで対策を進めているが、一部の教師はBBCの取材に対し、「法的な禁止と取り締まりのための手段がなければ、完全なスマホ禁止はほぼ不可能だ」と述べている。

2月3日(現地時間)には、英上院で「児童福祉・学校法案」の修正案が審議され、学校でのスマートフォンの法的禁止が議論され、可決された。

女子への被害が圧倒的多数

「ヌーディフィケーション(ヌード化)」とは、AIを使って人の服を“デジタル的に脱がせる”など、同意なく性的な画像や動画を作り出す行為を指す。これは世界的に拡大しており、被害の99%が女性や少女に集中している。

英児童虐待防止団体であるNSPCCには、子どもたちからの相談が相次いでおり、ある15歳の少女は、見知らぬ人物が自分の偽の裸画像を作成したといい、親に送られるのではないかと不安に感じていると訴えた。

また14歳の少女は、同じ学校の男子生徒が彼女や同級生の偽ポルノ画像を作成し、複数のグループチャットで拡散していたと明かした。

一方、14歳の男子生徒も被害を告白している。「学校の男子のグループがディープフェイクを使って、僕がゲイだと言っている動画を作った」と語った。

「ワンクリックで教師を裸にできる現状」

Male Allies UKの創設者リー・チェンバース氏は、「ヌード画像を見ることができる、という状況は新しい問題ではありません。しかし、教師の服を同意なくワンクリックで“脱がせる”ことができる現状は衝撃的です」と語る。

さらに、「ヌード化が学校でますます広がっている」と指摘し、「スマホが不適切な画像の作成や拡散など、他人を傷つける目的で使われている」と警鐘を鳴らした。

ただし、責任をすべて少年たちに押し付けるべきではないとも語る。

「無規制状態のオンライン空間を生み出しているテック企業やSNS企業が、この行動を助長し、それが学校にまで浸透しているのです」

親と学校への教育が不可欠

チェンバース氏は、保護者と学校への支援強化の必要性も訴える。

「SNS中心の環境で育つ子どもたちの行動を、親が理解できるよう支援する必要があります。学校も、スマホ利用が子どもたちに与える影響を正しく把握しなければなりません。若者には“何が許されて、何が許されないのか”、そして“同意”について教育することが不可欠です」

イギリスのオンライン安全法では、SNS企業や検索サービスに対し、子どもが有害・年齢不適切なコンテンツにアクセスするのを防ぐ義務が課されているが、チャンバース氏は、更なる規制強化を求めている。

「若者がオンラインの世界を安全に生き抜く力を身につける支援が必要です。インターネットはただ“オフ”にすれば消えるものではありません。そしてAIの進化によって、状況はさらに悪化するでしょう」

AI悪用について家庭で話し合いを

英児童虐待防止団体「NSPCC」は、生成AIが有害なコンテンツ作成に悪用される可能性について、年齢に応じた形で子どもと話し合うよう保護者に呼びかけている。

「他人を傷つける目的でコンテンツを作ることは決して許されない、ということを子どもに伝えてください。もし被害に遭ったり、不安を感じたりした場合は、相談できると知らせることが大切です」

イギリスでは、18歳未満の若者が自身の性的画像や動画の削除を依頼できる匿名サービス「Report Remove」が、ネット上の子どもの性的虐待コンテンツ撲滅に取り組むイギリスの団体「インターネット監視財団(IWF:Internet Watch Foundation)」によって運営されている。これには、生成AIによる画像も含まれる。

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