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米テキサス州知事グレッグ・アボット(=3月27日)米テキサス州知事グレッグ・アボット(=3月27日)

米テキサス州知事のグレッグ・アボット氏(共和党)が4月5日、イランから救出された兵士を撮影したという写真を、自身のXでリポストした。  

しかし後日、写真はAIで生成されたフェイク画像であることが発覚し、批判が寄せられている。

【実際の画像】複数の不自然な点も…拡散されたフェイク写真

イランから生還した大佐を称賛する画像

米中央軍は4月5日早朝、イラン軍の攻撃で「F-15Eストライク・イーグル」が撃墜され、乗組員2人のうち行方不明となっていた1人(=大佐)が救助されたと発表した。  

ロイター通信によると、あるトランプ支持者が「これが、昨日救出された名誉ある大佐の写真です」という文章を投稿したという。

画像では、顔に傷を負った大佐が、仲間の兵士たちに囲まれ、安堵したような表情を見せている。

手には星条旗を握っており、周囲の兵士たちが肩を組んで、歓迎する様子も見受けられる。

実際の大佐の顔写真は公表されていない

アボット氏は、この画像を引用リポストし「とてもすばらしいことだ」と称賛。

直後には、テキサス州司法長官ケン・パクストン氏やニューヨーク州下院議員マイク・ローラー氏もこの画像を拡散していた。

だが、一部のユーザーから、画像はAI生成である可能性が高いとの指摘が寄せられた。  

現在、トランプ支持者および拡散した3人の投稿は削除されている。

なお、米政府はイランから救出された兵士に関する公式写真や名前を、現時点では公表していない。

画像に見られた、複数の不自然な点

フランスの国際通信社AFPが行っている事実検証事業「AFPファクトチェック」は、画像の調査を大学教授らに依頼した。

その結果、AI生成画像であることが確認された。また、以下を含む複数の違和感が指摘されている。

・星条旗の青地部分の左側に、白い縁どりがついている
・大佐の防弾チョッキのストラップが、左右で色が異なる
・大佐の左後ろにいる兵士が、星条旗のワッペンを不自然な位置につけている(通常は右肩)

「やっていることが嘘つきと同じ」SNS批判

アボット氏は、3月にもフェイクと思われる動画をリポストした。この動画は当初、米軍艦がイランの戦闘機を撃墜した瞬間を捉えたものとしてXに投稿されたものだ。

しかし、軍事ゲーム『War Thunder』に似ているとの指摘が相次ぎ、AFPが開発会社に確認したところ、類似性が認められた。

今回、明らかにフェイクである画像を拡散したアボット氏に対して、「共和党が載せる画像はAIばかり」「恥ずかしいし、やっていることが嘘つきと同じだ」「ほかのAI画像に比べて明らかに偽物っぽいのに、だまされるなんて」など、批判や落胆の声が寄せられている。

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