4月25日に開かれたホワイトハウス記者協会夕食会で、銃を持った人物が会場に侵入しようとしたとき、多くの出席者は床に伏せたりテーブルの下に隠れたりした。
しかし、会場内がざわめき、シークレットサービスがドナルド・トランプ大統領ら要人を迅速に退避させる中、ひとりまったく違う行動をとり注目を集めた人物がいる。
アメリカの大手タレントエージェンシー「CAA(クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー)」のエージェントであるマイケル・グランツ氏だ。
彼は混乱のさなかも席に座り続け、グリーンピースとブッラータチーズのサラダを口に運ぶ様子がイベントを中継していたC-SPANのカメラに捉えられた。
グランツ氏はThe New York Timesに対し、その場にとどまった2つの理由を語っている。
「まず、私は腰が悪くて床に伏せることができないんです。仮に伏せたとしても、起き上がるのに人手が必要になります」
もう1つの理由については「私は衛生面にかなり神経質なので、新しいタキシードで汚れたヒルトンの床に寝転ぶなんて、あり得ませんでした」と話した。
グランツ氏のこの行動は、ネットでちょっとした話題となった。
さらにグランツ氏は、米政治系メディアWhite House Correspondents Insiderに「緊張はしていなかった」と説明。「ニューヨーク生まれニューヨーク育ちです。まったく怖くなかった。ショーを見逃したくなかったんです」と、Instagramに投稿された動画で語った。
またTMZには、発砲時に犯人の近くにいたグランツ氏のクライアント、CNNジャーナリストのウルフ・ブリッツァー氏を心配していたとも話している。
今回の発砲事件で、シークレットサービスの隊員1人が弾丸を受けたが、防弾ベストに当たり、回復する見込みだという。重傷者はいなかった。
容疑者は現場で拘束され、4月27日にトランプ大統領への暗殺未遂など3つの容疑で訴追された。


