NASAの月探査計画「アルテミスII」で、地球が月の向こうへ沈んでいく「アースセット(地球の入り)」の映像が公開され、世界的な注目を集めています。
NBC Newsによると、地球からは見ることのできない“月の裏側”でのこの光景を肉眼で目にした人間はアポロ計画時代を含めてもごく少数しかおらず、極めて貴重な記録だといいます。
映像を公開したリード・ワイズマン司令官は、自身のiPhone17 Pro Maxで撮影した動画について「宇宙で最も異質な場所から浜辺の夕日を見るようだった」と振り返り、さらに「人生においてたった一度のチャンス」と表現し、その特別さが伝わります。
Mashableによると、今回のアースセットは4月6日、オリオン宇宙船が月の裏側を飛行中に撮影されました。動画には、青く輝く地球がゆっくりとクレーターだらけの月面の向こうへ消えていく様子が収められています。ワイズマン司令官は「トリミングなし、編集なし、8倍ズームで、肉眼で見る景色にかなり近い」と説明しています。
乗組員のクリスティーナ・コック氏は400mmレンズ付きNikonで高精細写真を撮影し、ビクター・グローバー氏、ジェレミー・ハンセン氏も窓越しにこの瞬間を見守っていたといいます。
約50年ぶりの有人月飛行となるアルテミスIIは4月1日、米・フロリダ州にあるNASAケネディ宇宙センターから打ち上げられ、10日間かけて月を周回して地球に帰還しました。


