2026年ロンドンマラソンで、25kgの冷蔵庫を背負って42.195kmを完走したランナーが大きな注目を集めました。
イギリス・レディッチ出身のジョーダン・アダムスさんです。今回の挑戦は、ジョーダンさんの母・ジェラルディンさんの命を52歳という若さで奪った、前頭側頭型認知症(FTD)への理解を広げるために行われました。
FTDとは脳の前頭葉や側頭葉が徐々に萎縮していく認知症の一種で、社会性の欠如や言語障害などが現れやすく、一般的な認知症に比べて若い45〜65歳で発症する例が多いとされています。
ジョーダンさんと弟のシアン・アダムスさんは、遺伝子的に40代でFTDを発症するリスクがあるといいます。
ジョーダンさんはBBCに対し、「私たちは時間との戦いの中で生きている。いま現在は治療法がなく、私たちはそれを変えるべく尽力しています。もし治療法が見つからなくても、少なくとも認知症を抱えて生きる人々にとってより良い世界を残したいと思っています」と語りました。
自分たちのこうした物語をより多くの人に知ってもらうため「FTD Brothers」として活動し、愛する人を亡くした悲しみと同じくらいの負荷の象徴として「25kgの家電」を背負ってマラソンに挑んだジョーダンさん。
今回のロンドンマラソンをきっかけに、認知症研究団体への募金を約50万ポンド(約1億円超)集めたといいます。
今後はアイルランドを巡り、32日間で32回のマラソンに挑戦。さらなる募金集めを目指しています。
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