5月19日から20日にかけての夜、ロシア軍がウクライナ南部の港湾都市オデーサに大規模な航空攻撃を行いました。攻撃では、イラン設計の「シャヘド型」ドローンが24階建ての住宅ビルの外壁に突き刺さる事態となりました。
Ukrainska Pravdaによると、事態を受け、ウクライナ国家緊急事態庁(SES)とオデーサ州警察は精鋭の爆発物処理チームを現場に急派しました。
救助隊員は最新式の高所作業用はしご車を展開し、オデーサ州警察爆発物処理班の責任者であるミハイロ・ベルリンスキーさんを14階の高さまで引き上げました。「虚空の上でバランスを保ちながら、一歩一歩、彼は破壊された壁に埋め込まれたドローンの弾頭を手作業で解除し、撤去した」と警察は声明で述べています。
Firstpostによると、SESはこの作戦を「唯一無二で極めて複雑な、まさに精緻な特殊作戦」と称えました。
news.com.auによると、ドローンの撤去後、SESの専門家が残骸に有害物質や放射線がないか検査したが、脅威は確認されなかったといいます。弾頭は専用車両で指定場所へ輸送され、爆破処理されました。
今回の攻撃により、平屋建て建物1棟が全壊し、倉庫では大規模火災が発生。消防士86名・消防車20台が出動し、義勇消防チームも鎮火活動に加わりました。また、複数の民間車両が落下したドローンの残骸によって押しつぶされました。
国家緊急事態庁は「オデーサの警察官と救助隊員の連携と勇気ある行動により、建物への脅威は完全に排除された」と発表しました。


