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画家・彫刻家・現代美術家の奈良美智さんが5月31日、自身のなりすましアカウントとみられる相手とのやり取りをSNSで公開し、注意を呼びかけた。

奈良さんは投稿で「もう、ギャグです みなさん、本当に詐欺に気をつけてください!」とコメント。公開された画像には、奈良さん本人を名乗るアカウントが、偽の運転免許証やパスポートとみられる写真を送り、自身が本物だと主張する様子が写っている。

【画像】ニセモノの「運転免許証」と「パスポート」。免許証の交付は「令和5年XX月XX日」と記載「写真、誰?」「AIで作った顔なのか実在の人物なのか?」

偽の身分証画像を使い「本人」と主張

奈良さんは以前から、「Yoshitomo Nara」などを名乗るなりすましアカウントについて、SNSで複数回にわたり注意喚起してきた。

投稿によれば、InstagramやThreadsなどに奈良さんをかたるアカウントが複数存在しているといい、奈良さんは「詐欺に気をつけて!」「Fake account again !」などと呼びかけていた。

奈良さんがなりすましであると以前に警告していた複数のアカウントの中に、今回やり取り画像に記載された偽アカウントも存在していた。

今回投稿されたメッセージ画像では、なりすましとみられるアカウントが「これは私の運転免許証です。ファンの皆さんに嘘をつく理由はありません」などとして、奈良さんの偽の身分証とみられる画像を送っている様子が見られる。

さらに、「本物の奈良美智だと信じてもらうため」などと主張し、偽のパスポートと見られる画像も送ったとみられる。

また、これらの偽物とみられる身分証には、奈良さんとは似つかない人物の顔写真が使用されている。

DMで接触をはかる「SNS型投資詐欺」に喚起。著名人なりすましも

今回のなりすましアカウントの目的は不明だが、SNS上では著名人や専門家をかたって接触し、投資などに誘導する詐欺が複数確認されている。

警視庁は、SNSのダイレクトメッセージなどで接触した後、LINEなど別のSNSへ誘導する手口に注意を呼びかけている。こういった、「株や暗号資産に投資すれば利益が得られる」などと信用させ、「投資金」や「手数料」名目で金銭を振り込ませる手口は「SNS型投資詐欺」とされる。

警視庁によると、SNSのダイレクトメッセージを使った手口は増加している。著名人を名乗るアカウントから連絡がくる場合もあり、安易に個人情報を送ったり、金銭のやり取りに応じたりしないといった注意が必要だ。

奈良美智さんは「世界で最も影響力のある100人」に選出

奈良美智さんは、青森県弘前市出身の画家・彫刻家・現代美術家。

世界的に活躍しており、国際的に大きな影響を持つメガギャラリーのデイヴィッド・ツヴィルナーPaceに所属。米『TIME』誌2025年「世界で最も影響力のある100人」に選出された。

その作品は高額の落札でも知られており、《Knife Behind Back》(2000)は、2019年にクリスティーズ・香港のイブニングセールに出品された際には2500万ドルで落札された。

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