トランプ大統領ドナルド・トランプ米大統領が6月6日、自身をたたえる内容のAI生成ミュージックビデオをSNSに投稿した。動画には、日本の人気漫画『NARUTO』の主人公・うずまきナルトを思わせる姿のトランプ氏が登場。トランプ氏本人や政権関連のSNS投稿では、過去にも日本のアニメやゲームなどの無断使用が問題視されており、今回の投稿にも批判の声が寄せられている。
【動画】『NARUTO』を思わせる姿のトランプ氏。AI生成MVに批判
今回の投稿で使われている楽曲は、トランプ氏が支持を表明しているニューヨーク州の共和党下院議員候補、アンソニー・コンスタンティノ氏によるものとされている。内容は、ある人物が世界中を巡り、どこへ行っても人々がトランプ氏を「愛している」と知る、というものだ。
メキシコやイタリア、中東、中国などに触れながら、「ドナルド・トランプが大好き」といった趣旨の歌詞が繰り返される。
わずか1分ほどの短い曲だが、歌詞には「トランプ」という言葉が45回、「ドナルド」が29回登場する。
AI生成された動画では、トランプ氏がラクダに乗ったり、インドの街並みをバイクで走ったり、ライオンの背中にまたがったりする姿などが描かれている。
歌詞の中に「日本」は含まれていないものの、動画の中では、漫画『NARUTO(ナルト)』の主人公・うずまきナルトを思わせるオレンジと黒の衣装で、忍術のポーズのような動きをするトランプ氏の姿も登場する。
この表現に対して、SNSでは同作品のファンとみられるユーザーから、「私の大好きな作品に近づくな」といったコメントが寄せられている。政治的な文脈で『NARUTO』を想起させる描写が使われたことに、違和感や批判を示す声も上がっている。
トランプ氏本人や政権関連のSNS投稿では、これまでも日本のアニメやゲームなどを政治的な文脈で使用する事例が繰り返され、物議を醸してきた。
過去には「ポケットモンスター」を想起させる表現が使われ、権利元側が無断使用に反発を示した。さらに『遊☆戯☆王』シリーズの映像が使用された際には、作品の公式Xが「権利者の許諾なく使用されている」と声明を出している。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集・加筆しました。


