メキシコ・グアダラハラで6月11日(現地時間)に行われた、FIFA男子ワールドカップの韓国対チェコの試合を観戦した韓国のサポーターが、スタジアムで目尻を引っ張る「つり目ポーズ」をされた時の動画をSNSに投稿した。
この動画の行為に対して批判が殺到し、ジェスチャーをしたメキシコのサポーターが謝罪した。
【画像】韓国のインフルエンサーが投稿したW杯での「つり目ポーズ」の動画
つり目ポーズの動画を投稿したのは、「イノ・キャット」の名前で活動する、韓国のインフルエンサー、ユン・スジンさんだ。
ユンさんは、ワールドカップ観戦で初めて訪れたメキシコの様子をInstagramやTikTokに投稿。そのうちの一つで、差別的な扱いを受けたことを報告した。
その投稿では、後ろにいたメキシコのユニフォームを着たグループが、ユンさんのカメラに向かって笑顔で手を振る様子が映っている。
和やかな雰囲気だが、そのうちの一人が突然つり目ポーズをして爆笑し、行為に気づいたユンさんの顔から笑みが消えている。
つり目ポーズは、東アジアの人たちを中傷する人種差別的なジェスチャーとして使われてきた。
ユンさんは動画のキャプションで「ワールドカップのために世界の反対側まで旅してきたのに……そこで人種差別を経験するなんて……」とコメント。
動画は拡散し「ひどい」「許容できない」などの憤りの声や、「メキシコ人として謝罪します。この人は私たちを代表するような存在じゃない。どうかメキシコでの滞在を楽しんでください」といった謝罪が寄せられた。
本人が謝罪の動画を投稿
BBCによると、動画が拡散した後、ジェスチャーをした人物は測量技術者の協会の会長を務めるウリセス・フェルナンド・ベルナル・ミラモンテスさんであることが明らかになり、同氏はその後解任された。
協会の広報は、「この件を非常に残念に受け止めています」とニューヨークポストにコメントしている。
ベルナルさん自身は、今回の行動を深く悔いているという。
ベルナルさんは、ユンさんの投稿から2日後に謝罪動画をInstagramで公開し、「この一件によって生じたすべてのことを心から申し訳なく思っています。自分の行動を振り返り、負うべき責任を理解しています」とコメント。
「私は自分を正当化したり、(ポーズには)他の意味があると伝えたりするためにこの投稿をしたわけではありません。自分の行動によって不快な思いをさせたことを認め、明確かつ敬意をもって、心から謝罪するために投稿しました」と述べている。
さらに投稿の最後では、「他者に敬意を持って接する人間となれるよう、努力を続けていく」とも伝えている。
ユンさんは不快な思いをした一方で、メキシコの人たちに親切にしてもらい楽しい時間を過ごしていることも動画で紹介。次の試合を楽しみにする気持ちをこうつづっている。
「温かく迎えてくださった皆さん、本当にありがとうございました。たくさんの人たちに韓国を応援してもらい、親切にしてもらいました。来週もう1試合残っています。とても楽しみです!最後の瞬間まで、この大会を思いきり楽しみましょう。頑張れ韓国!」
韓国とメキシコの試合は、18日(日本時間19日)にグアダラハラで行われる。



