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2026年10月2日(金)~10月12日(月・祝)新国立劇場 オペラパレスにて、2026/2027 シーズンオペラ 開幕公演『イタリアのトルコ人』が上演される。

『アルジェのイタリア女』の大成功後に書かれたロッシーニのオペラ・ブッファ『イタリアのトルコ人』を新国立劇場初上演する。ヒロインとプレイボーイのトルコ王子の恋の駆け引き、ヒロインに翻弄される堅物の夫、トルコ王子の元恋人と、もつれにもつれあう恋の鞘当てが、二重唱、三重唱、四重唱と次々登場するアンサンブルで軽やかに繰り広げられる。喜劇を仕立てようと画策する詩人が狂言回しとなる秀逸な構成も注目ポイントとなっている。

『イタリアのトルコ 人』テアトロ・レアル2023年公演より        (C) Javier del Real | Teatro Real

『イタリアのトルコ 人』テアトロ・レアル2023年公演より     (C) Javier del Real | Teatro Real

『イタリアのトルコ 人』テアトロ・レアル2023年公演より        (C) Javier del Real | Teatro Real

『イタリアのトルコ 人』テアトロ・レアル2023年公演より     (C) Javier del Real | Teatro Real

『イタリアのトルコ 人』テアトロ・レアル2023年公演より        (C) Javier del Real | Teatro Real

『イタリアのトルコ 人』テアトロ・レアル2023年公演より     (C) Javier del Real | Teatro Real

ロラン・ペリーの演出(テアトロ・レアル、リヨン歌劇場との共同制作により2023年マドリードで初演)はペリーらしい洒脱な機知に富み、イタリア発祥の"フォトノベル"─写真や吹き出しの入ったメロドラマ風のロマンス小説─がコンセプトの中心。作品本来のメタシアター的な構成を発展させ、フォトノベルに夢中なヒロインの奔放な空想の物語に変貌させる。二次元の世界に出たり入ったりするように躍動する人物、目に耳に楽しくかわいらしい、洒落た展開が客席を沸かせる。

『イタリアのトルコ 人』テアトロ・レアル2023年公演より        (C) Javier del Real | Teatro Real

『イタリアのトルコ 人』テアトロ・レアル2023年公演より     (C) Javier del Real | Teatro Real

『イタリアのトルコ 人』テアトロ・レアル2023年公演より        (C) Javier del Real | Teatro Real

『イタリアのトルコ 人』テアトロ・レアル2023年公演より     (C) Javier del Real | Teatro Real

『イタリアのトルコ 人』テアトロ・レアル2023年公演より        (C) Javier del Real | Teatro Real

『イタリアのトルコ 人』テアトロ・レアル2023年公演より     (C) Javier del Real | Teatro Real

ヒロインのフィオリッラには、24/25 シーズンオープニング『夢遊病の女』に急遽登場し、大評判を呼んだソプラノ、クラウディア・ムスキオ。トルコ王子セリムには、パリ・オペラ座で大人気の若手歌手アレハンドロ・バリニャス・ビエイテス、ヒロインの夫ジェローニオにブッフォ役で大人気を博すパオロ・ボルドーニャと、ロッシーニファン垂涎の顔ぶれとなっている。

クラウディア・ムスキオ

クラウディア・ムスキオ

アレハンドロ・バリニャス・ビエイテス                          (C)MarcoBorrelli

アレハンドロ・バリニャス・ビエイテス (C)MarcoBorrelli

パオロ・ボルドーニャ

パオロ・ボルドーニャ

指揮はイタリアの若手注目株アレッサンドロ・ボナート。ロッシーニの聖地ペーザロで毎夏開催されるロッシーニ・オペラ・フェスティバルに出演を重ねる、フレッシュで勢いに乗ったメンバーが贅沢に揃う。

【指揮】アレッサンドロ・ボナート                (C)Leonardo Ferri

【指揮】アレッサンドロ・ボナート (C)Leonardo Ferri

 
【あらすじ】
フィオリッラは夫ジェローニオとの生活に飽き飽きしていた。折しもナポリにやってきたトルコ王子・セリムに目を付け、恋の駆け引きを楽しむフィオリッラ。セリムに未だに想いを寄せる元恋人・ザイーダも絡んで事態はもつれ始める……。そんなドタバタ騒ぎを横目で見るのは詩人プロスドーチモ。喜劇のいいネタができたと喜び、夫ジェローニオや、フィオリッラの取り巻きナルチーゾたちをけしかけていく。ジェローニオはフィオリッラの、ザイーダはセリムの気持ちを取り戻せるのか?
 

新国立劇場オペラ2026/2027シーズン開幕公演『イタリアのトルコ人』(新制作)Turco in Italia New National Theatre, Tokyo 2026年10月公演

芸術監督・大野和士からのメッセージ

2026/2027 シーズンオープニングは『イタリアのトルコ人』で飾ります。テアトロ・レアル、リヨン歌劇場との共同制作で 2023 年にマドリードで初演されたプロダクションです。何人もが絡んだ恋愛のドタバタ劇に、ロッシーニは優美で気の利いたアリア、二重唱、三重唱、そして壮大なスケールのフィナーレを与えて、魅力的なオペラに仕上げました。上演の機会が多くない作品ですので、ぜひお見逃しのないようご覧ください。
演出はロラン・ペリー。新国立劇場では『ジュリオ・チェーザレ』でのエジプトの博物館を舞台にした名プロダクションをご記憶の方も多いと思います。彼は常に私達におしゃれで少しスパイシーな舞台を届けてくれます。指揮はイタリアの俊英アレッサンドロ・ボナートが新国立劇場初登場です。『夢遊病の女』で新国立劇場に急遽デビューした新星クラウディア・ムスキオがフィオリッラで再登場。彼女のチャーミングで明るい存在感をより印象づける役になるでしょう。さらにバリニャス・ビエイテス、ボルドーニャ、ガティン、タッディアと、ロッシーニにはこの上ない顔ぶれが揃いました。シーズン開幕に、観客の皆様も新しい気持ちで聴いていただけるのではないかと思っています。