夏を迎え、SNSでは“持ち帰ったら違法”な花の目撃情報が相次いでいます。
【画像】絶対持ち帰ってはいけない花
各地で報告が寄せられているのは、地域によっては7月〜10月頃に黄色い花を咲かせる「オオハンゴンソウ」です。
環境省の資料によると、北アメリカ原産のキク科の植物で、日本では明治中期に観賞用として持ち込まれ、現在は全国各地で野生化しています。高さは1〜3mで、花のサイズは直径が6〜10cmほど。道ばたや荒地、畑地、河川敷のほか、湿原や渓畔林などに群生を作り、定着します。
この季節、SNSでは「近所にたくさん咲いてる」「空き地にいっぱい広がってた」などの目撃報告が相次いでいます。オオハンゴンソウは非常に生命力が強く、ほかの植物を押しのけて一面に広がることもあるといいます。
しかし、日本の生態系に重大な影響を及ぼす恐れがあり、外来生物法により「特定外来生物」に指定されているため、地方自治体やボランティア団体などが各地で駆除活動を行っています。
庭で見つけたら、どうする?
特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウは、栽培・運搬・譲渡・販売などが原則的に禁止されています。
違反した者には、個人の場合は、最高で3年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金が科され、法人の場合は1億円以下の罰金が科されます。そのため、「きれいだから」といって、持ち帰って庭に植えたり、人にあげたりしてはいけません。
では、庭などでオオハンゴンソウを発見した場合は、どうすればいいのでしょうか? 環境省が呼びかけている駆除方法は、以下の手順です。
①根を残さないように引き抜く
②移動させずに、その場で枯死(こし)させる(“生きたまま運ぶ”ことが禁止されているため)
③一般廃棄物として処理する
日本の環境に悪影響を及ぼすかもしれない外来生物をこれ以上増やさないためには、一人ひとりが問題を理解し、協力することが大切です。


