2026年7月13日、シャン・ド・マルス公園広場(パリ)にて開催された世界最大級の野外クラシックコンサート『パリ祭コンサート2026』に、ピアニストの角野隼斗と亀井聖矢が出演。その圧巻の演奏の模様が公開された。
フランス革命記念日を祝う本コンサートだが、2016年に発生したニースでのテロ事件から10年の追悼記念日にあたる本年は、国を挙げての追悼に配慮し、異例となる前日(7月13日)の開催となった。今年もダニエル・ハーディングの指揮のもと、フランス国立管弦楽団、フランス放送合唱団をはじめとする豪華な出演陣に加え、世界を代表するトップソリストたちが集結した。
角野隼斗は、2024年の世界デビューアルバム『Human Universe』にも収録されているオリジナル作品「After Dawn」「きらきら星変奏曲」を披露。続いて亀井聖矢は、今年3月にリリースした初のコンチェルトアルバムにも収録されているサン=サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト風」を堂々と演奏し、現地の観客を大いに魅了した。また、翌14日に誕生日を迎えた角野は、パリで過ごす記念すべき日の様子を自身のX(https://x.com/880hz/status/2076942975033053401 )に写真とともに報告している。
角野隼斗 Xより
このコンサートの模様は、8月30日(日)午後11:20よりNHK BSP4Kにて、8月31日(月)午前0:05よりNHK BSにて放送予定。
After Dawn & Variations – « Ah ! vous dirais-je, Maman » par Hayato Sumino
Concerto pour piano n°5 : « Egyptien » (Camille Saint-Saëns) par Masaya Kamei
角野隼斗は、2021年のショパン国際ピアノコンクールでセミファイナリストに選出されて以来、2025年にはレナード・バーンスタイン賞を受賞、さらにオーパス・クラシック賞2025を史上初の2部門受賞するなど、国内外で輝かしい実績を重ねている。世界各国で著名なオーケストラとの共演を果たすなど、今最も世界から注目を集めるピアニストの一人だ。作曲家としても映画、テレビ、CMなど幅広い分野で活躍している。今後は、8月に『ピアノリサイタル“Chopin Orbit+”/ “Cateen Orbit” supported by ロート製薬」を開催、秋にはミュージカル『民王』にて自身初となるミュージカルへの楽曲提供が控えている。さらに、10月には名匠ユッカ=ペッカ・サラステ率いるヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団との日本ツアーに出演し、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を共演する予定となっており、そのスケールの大きな活躍からますます目が離せない。
一方の亀井聖矢も、2022年ロン=ティボー国際音楽コンクールにて第1位を受賞、併せて「聴衆賞」「評論家賞」の2つの特別賞を受賞。2025年には世界三大コンクールの一つである、エリザベート王妃国際コンクールにて第5位を受賞するなど世界的な活躍が続く。亀井もまた、作曲家としてのキャリアを歩みはじめており、今年春に開催したリサイタル・ツアーでは、自身初の書き下ろし自作曲「3つのエチュード」を初披露。この9月には、ベルリン・フィルの公認アンサンブル「フィルハーモニー・カメラータ・ベルリン」の初来日ツアーにて、ソリストとして、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番に加え、自作のピアノと弦楽のための作品の世界初演で共演する予定だ。そのほか、ベルギー国立管弦楽団とのツアーも控えている。
ともに世界で活躍を続ける角野と亀井。国内での貴重な演奏機会をぜひチェックしてほしい。