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毎月シネマ歌舞伎を映画館で上映する『月イチ歌舞伎』、2023年も上映が決定し、ラインナップが発表された。

今回、新作としてラインナップに入るのは、今年10・11月と約4年ぶりに浅草の地に復活した平成中村座にて上演された、宮藤官九郎作・演出の新作歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』(とうなすや ふしぎのくにのわかだんな)(シネマ歌舞伎は10月公演を撮影)。本作は、古典落語に不思議の国のアリスを織り交ぜた奇想天外な新作歌舞伎だ。

『唐茄子屋 不思議国之若旦那』

『唐茄子屋 不思議国之若旦那』

『唐茄子屋 不思議国之若旦那』

『唐茄子屋 不思議国之若旦那』

宮藤官九郎はこれまでにも、シネマ歌舞伎にもなった『大江戸りびんぐでっど』(作・演出/平成 21年歌舞伎座)をはじめ、渋谷・コクーン歌舞伎『天日坊』(脚本/平成24年、令和4年)、六本木歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事』(ちきゅうなげごろううちゅうのあらごと)(脚本/平成27年)などの歌舞伎作品を手掛け、今回4作目として誕生したのが『唐茄子屋 不思議国之若旦那』だ。NHK大河ドラマ「いだてん」でもタッグを組んだ中村勘九郎とともに、平成中村座では初めてとなる新作歌舞伎の上演に挑戦した話題の舞台を、シネマ歌舞伎として2024年1月5日に全国公開する。

『唐茄子屋 不思議国之若旦那』

『唐茄子屋 不思議国之若旦那』

『唐茄子屋 不思議国之若旦那』

『唐茄子屋 不思議国之若旦那』

また、2023年で現在の歌舞伎座が新開場10周年を迎えることにちなみ、前の歌舞伎座の閉場までを追ったドキュメンタリー『わが心の歌舞伎座』を上映。

『わが心の歌舞伎座』

『わが心の歌舞伎座』

『わが心の歌舞伎座』

『わが心の歌舞伎座』

さらに2023年11月に生誕150年を迎える文豪・泉鏡花の世界を玉三郎が描く4作品『天守物語』(てんしゅものがたり)『海神別荘』(かいじんべっそう)『高野聖』(こうやひじり)『日本橋』(にほんばし)を一挙上映。

『天守物語』

『天守物語』

『海神別荘』

『海神別荘』

『高野聖』

『高野聖』

『日本橋』

『日本橋』

その他、勘三郎、玉三郎、仁左衛門ら豪華共演の『籠釣瓶花街酔醒』(かごつるべさとのえいざめ)、世界で絶賛された玉三郎の代表作『鷺娘/日高川入相花王』(さぎむすめ ひだかがわいりあいざくら)、三島由紀夫作の恋物語『鰯賣戀曳網』(いわしうりこいのひきあみ)他、バラエティに富んだラインナップで2023年4月から2024年2月まで、計13作を上映する。

『籠釣瓶花街酔醒』

『籠釣瓶花街酔醒』

『鷺娘』

『鷺娘』

『鰯賣戀曳網』

『鰯賣戀曳網』

また、着物の通販サイト「いち利モール」とコラボし、毎月の上映作品に合わせた着物コーディネートを募るコンテストの開催や、歌舞伎座名物「めでたいやき」が当たるキャンペーンも実施されることが決定。(応募方法等の詳細は後日シネマ歌舞伎公式HPにて掲載予定)

月イチ歌舞伎2023のチラシ・ポスターの掲出と、お得な特別鑑賞券・ムビチケカード3枚券の販売は上映映画館ほかにて1月6日(金)より開始となる(歌舞伎座、新橋演舞場、南座、大阪松竹座では各1月公演初日より掲出・販売) 。