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2024年11月、日生劇場にて、ドニゼッティ作曲のオペラ『連隊の娘』と『ピーア・デ・トロメイ』(藤原歌劇団との共催公演)を上演されることが決定した。

公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]が、オペラをより多くの方に楽しんでもらいたい!という思いから、一流の舞台を求めやすいチケット料金でおくる、NISSAY OPERA。24年は、11月にガエターノ・ドニゼッティ作曲のオペラの2作品を行う。

オペラ『連隊の娘』は、ドニゼッティの後期を代表するオペラ作品。歌と台詞で展開される本作を今回、全編オリジナル原語であるフランス語で上演する。指揮は、アメリカを中心に近年活躍が目覚ましい原田慶太楼、演出は、イタリア・オペラの第一人者である日生劇場芸術参与・粟國 淳が務める。

(左から)原田慶太楼、粟國 淳

(左から)原田慶太楼、粟國 淳

そして、オーディションで審査員全員を魅了した次代のスター・ソプラノ、砂田愛梨と熊木夕茉がダブルキャストでマリー役に抜擢された。
また、本公演は「日生劇場オペラ教室」として、中高生を対象に本格的なオペラを鑑賞する機会を提供する芸術鑑賞教室公演も実施する。

【あらすじ】
舞台は、19世紀前半、ナポレオン戦争期のチロル地方。幼い頃に両親と生き別れ、アルプスの山で、フランス軍第21連隊に可愛がられて育った少女マリーは、かつて崖から落ちそうになったところを助けてくれた青年トニオと恋に落ちます。トニオはマリーとずっと一緒にいるため、第21連隊に入隊。しかし、そこにマリーの伯母を名乗るベルケンフィールト侯爵夫人が現れ、マリーは夫人とともにパリで暮らすことに。離れ離れになるマリーとトニオの行く末は……?

そして、オペラ『ピーア・デ・トロメイ』では心に染み入る最高峰のベルカントオペラをおくる。

『愛の妙薬』や『ランメルモールのルチア』など、多くの名作オペラを生み出したドニゼッティによる美しく甘美な旋律と珠玉のアリアの数々とともに、2作品が紡き出すドラマを日生劇場で堪能しよう。