2024年3月15日(金)~3月24日(日)すみだパークシアター倉にて、劇団温泉ドラゴン第18回公演『キラー・ジョー』が上演されることが決定した。
劇団温泉ドラゴンとは、2人の劇作家を擁し、オリジナル作品を定期的に上演。阪本篤、筑波竜一、いわいのふ健、シライケイタ、原田ゆう、の5人が在籍している。創作した舞台芸術作品を通じ「生と死」「人を愛するということ」「国家とは」といった人類普遍のテーマに挑み、問いかけ、掘り下げる。日本国内のみならず、海外の表現者や観客と交流し、国家や文化の違いを超えて理解しあえる上質な作品を作ることが目的で活動を行っている。
温泉ドラゴン
本作はトレイシー・レッツ原作で、監督:ウィリアム・フリードキン、主演:マシュー・マコノヒーにより『キラー・スナイパー』として映画化もされた。2019年には劇団俳小で『殺し屋ジョー』として日本初演され話題を呼んだ本作に、新たな演出・キャストで挑む。
劇団初の試みである、劇団員の阪本篤、筑波竜一、いわいのふ健による主演・ジョー役のトリプルキャストにも注目したい。
【あらすじ】
底辺を生きる家族による、人生一発大逆転をかけた保険金殺人計画!!
底辺を生きる家族による、人生一発大逆転をかけた保険金殺人計画!!
アメリカ、テキサス州のダラス市郊外のトレーラーハウスには、スミス家の父アンセル、その再婚相手であるシャーラ、妹ドティの3人が住んでいた。兄クリスは実母と共に別の場所に住んでいる。多額の借金を抱えるクリスは父に、保険金目当ての実母殺害計画を持ちかける。父と共謀し、表の顔は警官だが裏の顔は殺し屋である「ジョー・クーパー」に、実母の殺害を依頼をする。前払いでないと仕事は請け負わないというジョーだがアンセルもクリスも金を持っていない。やがてジョーは、クリスの妹ドティを担保にするなら仕事を請け負うと提案する……。